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TOP 経済人のコラム(時局寸評) 地方再評価を賑わいにつなぐ年に

地方再評価を賑わいにつなぐ年に

 あけましておめでとうございます。
 新型コロナウイルスの感染拡大は、世界中に経済停滞をもたらし、回復の道筋はいまだ見えませんが、今後、ワクチン、治療薬の登場を待つなかで、経済へも好影響が波及することを期待しています。

今回のコロナ禍は、都市への人口集中による集積の弊害を露わにするとともに柔軟な働き方を普及させ、地方の魅力に目を向けさせました。こうした地方復活のチャンスを実現させる旗手として、新たな時代を担う若手社員や若者にも山梨の未来を切り開いてほしいと思います。

 今年(2021年)は、東京オリンピック・パラリンピックが盛会に開催される年です。この中で、地方の魅力の再評価による賑わいの兆しとともに、中部横断自動車道山梨以南の整備完了、新産業の台頭、基幹産業の発展を通じた山梨県の飛躍を実感したいと思います。

 本年度の山梨経済同友会は、活力ある山梨の創造に向けて責任ある行動を実践する経営者の組織として、リニア中央新幹線等の基幹プロジェクトに関係各機関と連携しながら積極的に関わるとともに、大学生向け勉強会の「つばさを広げる会」や「女性活躍パートナー会議」等の充実を図るほか、ウィズコロナ・アフターコロナを踏まえた活動も展開して参ります。

 山梨経済同友会の会員はもとより、産・官・学・金・労・言と連携をとりながら山梨県全体の発展を目指して活動し、進化し、その役割を果たして参ります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

(2021.1.1山日新聞「新春トップインタビュー」の記事原本を本コラムに寄稿)