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(30.3.10)ローカル・ガバナンス学会第29回研究会参加報告

ローカル・ガバナンス学会第29回研究会が開かれ、参加いたしました。
以下、要旨につきご報告いたします。

 

日 時:30年3月10日(土)14:00~16:30
場 所:山梨学院スポーツ科学部棟会議室
主催者:ローカル・ガナバンス学会
参加者:当会10名(研究会参加者:約60名)

 

総合テーマ 「地方創生と広域連携~その光と影を考える」

◆第一部「地方創生」をめぐる地方自治の疲弊に関する問題提起

講 師:坂本 誠氏
(NPO法人ローカル・グランドデザイン理事、
公益財団法人地方自治総合研究所 客員研究員)
1. 「途方創生」をめぐる市町村の対応
~地方版総合戦略の策定に関する市町村悉皆調査(2017.11.10)結果より~
(1)調査の概要(集計回答1,342/1,716市町村)
(2)アンケート調査結果
  ①総合戦略の有無~中央区以外は有り
  ②策定業務の委託~77.3%市長村が委託
  ③委託状況の分析~委託金額、委託先
  ④市町村担当者による地方創生政策に対する評価
  ⑤都道府県の関与~助言、

           研修会、検討会、出向派遣など
  県との整合性を求める助言、山梨県は20%に止まる
2. 疲弊する市町村
(1)市町村への負担増
(2)主体性なきアウトソーシングと空洞化
   自治の担い手としての主体性が伴っていたか
   戦略策定時の資金の多くが県外に流出、継続的取り組みへの懸念
3. 解決に向けて
(1)地方分権改革の見直し~国と地方の協議の場を
(2)都道府県の役割についての再検討

 

◆第二部 パネルディスカッション

~南信州定住自立圏(飯田市中心)における一体性、実効性と課題~

 

コーデイネーター 江藤 俊昭 氏(山梨学院大学教授)
報告者・パネラー 今井 久 氏(山梨学院大学教授)
         中井 道夫 氏(山梨学院大学教授)

         外川 伸一 氏(山梨学院大学教授)

1. 自立圏の現状

(自立圏形成協定締結(21.7)から9年)
 飯田市(都市計画区域10万人)と他の13村(6万人)
2. 取り組み
 産業振興、交通、教育・文化、定住・移住、医療と福祉
3. 将来の開発と施策
 三遠南信自動車道、リニア新幹線、外国人観光
 空き家対策、公共施設の老朽化対策、まちづくり

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(事務局)